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車いすを修理する生徒たち=相生産業高校
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車いすを修理する生徒たち=相生産業高校

 相生産業高校(兵庫県相生市千尋町)機械科の生徒たちが、使われなくなった車いすを修理し、アジア各国に寄付するボランティア活動に取り組んでいる。一度分解し、洗浄したりタイヤを交換したりして11月までに10台が完成。年末までにさらに5台を仕上げる予定だ。(地道優樹)

 日本社会福祉弘済会(東京)が全国の高校と協力して進める「空飛ぶ車いす」プロジェクトの一環。年間数万台の車いすが廃棄される日本から、貧しい人が多い地域へ贈ろうと1990年代後半に始まった。

 同校は2007年から毎年参加し、これまでに200台以上をタイやスリランカ、バングラデシュなどに届けてきた。今年も4月から3年生10人が週1回の授業として2人一組で作業を進めてきた。

 修理では、車いすを200以上の部品に分解。高圧洗浄機にかけて車体のさびを落とし、布やブラシで丁寧に磨く。ブレーキの利きなども調整し、最後にカラースプレーで新品のように塗装した。

 1台目でタイヤを左右逆に取り付けてしまい、やり直しに苦労したという女子生徒(17)は、現在3台目を修理中。部品の材質や汚れ具合に応じて研磨剤を使い分けるほど成長し、「ずっと壊れないように直して長く使ってもらいたい」と笑顔で話した。

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