西播

  • 印刷
赤穂義士祭当日に積み木対決をする児童チームと市役所チーム=赤穂市役所
拡大
赤穂義士祭当日に積み木対決をする児童チームと市役所チーム=赤穂市役所

 赤穂義士祭が開かれる14日、兵庫県の赤穂小学校の児童と赤穂市職員チームが積み木で対決する。テレビ番組「探偵!ナイトスクープ」で赤穂四十七士にちなみ、47段の積み木に挑んだ平田孝光さん(81)=同市=が企画し、公募に応じた児童の対戦願いを市役所が受けて立った。320年前に義士が討ち入り、大願を成就した日、勝つのは子どもの集中力か、大人のメンツか-。

 3センチ四方の積み木を一つずつ積み上げていく。絶妙なバランスや集中力が必要となる。昨年7月に放送されたテレビ番組では、平田さんの挑戦は37段にとどまり、その後も記録は38段と伸び悩む。一方で、子どもはこつを早くつかみ、市内では47段に成功した女子が4人も現れた。高さは141センチに達する。

 各チーム7人ずつの団体戦。1対1の対決で、10分間に積み上げる高さを競う。児童チームは、平沼佑太君(1年)、慧太君(4年)、美柚さん(5年)のきょうだいと、杉谷みれいさん(1年)、ういさん(3年)姉妹、柳田心寧(ここね)さん(1年)、八藤(はっとう)京君(5年)。市役所チームは藤本大祐副市長らが挑戦する。

 対戦を前に市役所を訪れた児童は「自信がない」と謙虚なのに対し、職員は「負けへんで」と容赦なし。一人一人にお菓子を配った藤本副市長は「覚悟しときよ、と脅しといて意外と弱いからね」と心理戦を仕掛け、職員と早速、作戦会議に入った。

 忠臣蔵を知らない子どもたちにも赤穂義士を知ってほしいと願う平田さんは「最上段を押さえて、揺れを見ながら真っすぐに直すなど集中力が大切」と話す。

 14日午後1~3時、「忠臣蔵交流物産市」がある赤穂城跡武家屋敷公園の特設会場で。入場無料。(坂本 勝)

西播
西播の最新
もっと見る
 

天気(9月7日)

  • 34℃
  • 27℃
  • 20%

  • 36℃
  • 24℃
  • 40%

  • 35℃
  • 26℃
  • 20%

  • 35℃
  • 25℃
  • 30%

お知らせ