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西播磨初となる医療支援型のグループホーム「あおば」=相生市若狭野町
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西播磨初となる医療支援型のグループホーム「あおば」=相生市若狭野町

 兵庫県内で2カ所目、西播磨地域では初となる「医療支援型」の障害者グループホームが相生市若狭野町にオープンした。看護師が24時間常駐し、重度の身体障害者が人工呼吸器の装着などの医療的ケアを受けながら生活できる。

 相生市の社会福祉法人「みどり福祉会」が1日にオープンした「あおば」。床面積約590平方メートルの平屋で、20室の個室や共用リビングを備える。天井にはリフトが取り付けられ、ハンモック状のシーツに利用者を包んで移動することができる。浴室には寝たまま入浴できる介護用の浴槽もある。

 入所できるのは18~64歳で、6段階の「障害支援区分」のうち重度の「5」以上と認定され、たんの吸引など日常的に支援が必要な人を想定している。2~4人の看護師が常駐し、食事や排せつの介助をする。日中は介護士も配置している。

 緊急時は隣接する魚橋病院と連携。希望すれば週に1回程度の往診も受けられる。すでに赤穂や姫路、神戸市から5人が入所している。いずれも病院に入院せざるを得なかったり、自宅で家族の介護を受けたりしていたという。

 月額料金は家賃や水道光熱費、食事代など固定費が11万2千円。このほか障害福祉サービスの料金が必要で、原則1割負担となる。同法人であおばの管理を担当する黒田聡さん(53)は「動物と触れ合うイベントを企画するなど、リラックスして過ごせる空間にしていきたい」と話した。あおばTEL0791・28・1010

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