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播磨の近世城下町5カ所を出土遺物で紹介する特別展=有年考古館
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播磨の近世城下町5カ所を出土遺物で紹介する特別展=有年考古館

 兵庫県赤穂市立有年考古館(同市有年楢原)で18日、特別展「江戸時代のにぎわい~発掘された城下町」(神戸新聞社など主催)が始まった。明石、赤穂、姫路、平福(同県佐用町)、山崎(同県宍粟市)と、播磨の代表的な近世城下町5カ所で発掘した遺物229点を展示。江戸時代の様子や5地域の個性ある歴史をパネルなどで説明する。

 播磨では、初代姫路藩主の池田輝政が城下町の基をつくった。関ケ原の戦いの功績で、徳川家康から播磨一国52万石の広大な領地を任され、姫路城を拠点に赤穂、利神(平福)、明石など6カ所を支城に定めた。

 利神城の城下町、平福は城が廃城になり、宿場町へ転換。特別展では出土した高級な茶陶や陶磁器、城下町の生活を支えた鋳型などを並べる。塩田開拓で労働力が維持された赤穂は、浅野家時代の遺構や遺物が充実しており、パネルなどで当時の城下町を振り返る。

 姫路は播磨最大の城下町で、藩主交代後も15万石程度を維持した。出土した高級陶磁の東山(とうざん)焼などを展示し、酒造りのかまどや鍛冶の跡も紹介。明石城の城下町跡からの出土品では、各地に流通したすり鉢や灯明皿などがある。

 3月13日まで。無料。1月28日と2月23日午後1時半から学芸員の解説がある。火曜休館。有年考古館TEL0791・49・3488

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