元サッカー日本代表選手の播戸竜二さん（４３）＝兵庫県姫路市出身＝が小学生に指導する「サッカークリニック」が５日、同県佐用町上月の上月グラウンドであった。サプライズで元日本代表の加地亮さん（４３）＝同県南あわじ市出身＝らも登場し、参加した約８０人とパス練習やミニゲームで交流した。

　佐用町、たつの市、宍粟市、上郡町による「播磨科学公園都市圏域定住自立圏事業」の一環。元Ｊ１ガンバ大阪の金正也さん（３４）＝神戸市出身＝と、昨年までＪ２秋田に所属した松井謙弥選手（３７）も駆け付けた。

　教室では、播戸さんらがパスやドリブル、トラップなどのこつを伝授。「パスは蹴る足をしっかり相手に向けて」「ボールは常に自分の足元に置いて」などと声をかけて回った。

　プロ４人が子ども１０人と対戦するミニゲームでは、華麗な足技で子どもたちを翻弄（ほんろう）。次々とゴールネットを揺らし、グラウンドは歓声に包まれた。

　佐用小１年の女児（７）は「習ったことをおうちでたくさん練習する」と意気込んだ。