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線で囲った部分が区画整理の対象エリア。「沿道利用ゾーン」に大型商業施設の誘致を目指す(たつの市の提供資料を加工)
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線で囲った部分が区画整理の対象エリア。「沿道利用ゾーン」に大型商業施設の誘致を目指す(たつの市の提供資料を加工)

 兵庫県たつの市は7日、山陽道龍野インターチェンジ(IC)南側の約22・5ヘクタールを区画整理し、広域的に集客できる大規模商業施設を誘致する計画を明らかにした。関係者によると、市は会員制大型スーパー「コストコ」の誘致を目指すとみられる。

 計画対象は龍野町の四箇と大道、誉田町の上沖と長真にまたがる市街化調整区域。大半が農地で住宅や倉庫なども点在している。市は地権者約100人にアンケートや説明会を開催して意見を集約してきた。

 地権者らは昨年、「IC周辺地区まちづくり協議会」を設立し、7日に大手ゼネコン系列の「竹中土木」(東京)と事業化パートナー覚書を締結。今後は市や同社と連携して進出企業を募り、2024年度に区画整理の事業認可、25年度以降に造成工事の着工を目指す。

 山本実市長は締結式で「知事からもしっかり進めるよう言われている」と期待感を表明。竹中土木は「広域的な施設に加え、地元向けの施設も誘致したい」と説明した。

 コストコの県内店舗は現在、神戸市垂水区と尼崎市の2カ所。全国では滋賀県東近江市や山梨県南アルプス市など地方都市でも新規出店計画を進めている。

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