ピリッとした辛さが特徴的な春の味覚「葉ワサビ」が兵庫県宍粟市山崎町土万（ひじま）地区で収穫期を迎え、青々と成長して小さな白い花を咲かせている。葉ワサビを使った「特産わさび寿司まつり」が１９日、同町土万の農産物直売所「土万ふれあいの館」で開かれる。

　葉ワサビは春野菜として人気が高い。市内では土万地区などで栽培しており、巻きずし、いなりずし、しょうゆ漬けなどに加工して販売する。

　今年は寒波の影響で成長が遅かったが、３月に入ったころから大きくなってきたといい、水を浴びた葉がみずみずしさを増している。同館では、葉ワサビを塩もみした後に湯がき、たたいて刺激を与えることで辛みを出す。今年は、より辛みが際立つよう、手順に改良を加えたという。

　特産わさび寿司まつりは１９日午前９時から。巻きずしは１パック３５０円、巻きずしといなりずしの詰め合わせは同４２０円。売り切れ次第終了。ほかにもサンドイッチや焼き芋、ジビエ（野生鳥獣肉）の販売がある。

　土万ふれあいの館ＴＥＬ０７９０・６７・０３５９