兵庫県南西部を流れる清流の千種川水系で、2022年に流域の住民らが水生生物や水温を調査した報告書「千種川の生態」第50集が完成した。地元の小中高生らと採集した生物を指標にして水質を調べ続け、半世紀がたった。調査指導や報告書編集を引き継いだ千種川圏域清流づくり委員会の横山正さん(61)=同県上郡町=は「50年間も続けてこられたのは全国でも珍しい」と協力に感謝する。
水生生物調査は流域のライオンズクラブが学校教員らの協力を得て続ける。50回目は22年8~9月に3市2町(相生、赤穂、宍粟市と上郡、佐用町)の46地点で303人が調べた。
採集した個体数は3530匹と21年の前回より202匹増えたが、種類は363で101減った。指標生物の出現状況を基にした水質判定は、ヒラタカゲロウがよく見られた宍粟市千種町の7地点が前回と同じく「きれい」、ヒラタドロムシが多かった佐用町の20地点は4地点で「きれい」から「少し汚い」に変わった。上郡町の10地点と赤穂市の6地点は「少し汚い」で前回と変わらず、相生市の3地点のうち2地点は「少し汚い」になった。
また、02年から続け、21回目となった水温調査は22年8月7日に63地点で実施。天児屋(宍粟市千種町西河内)の18・9度が前回と同じく最低で、上郡町岩木乙の岩木川合流部の33・4度が最高だった。平均水温は27・5度で前回より下がったが、21年間の平均水温27・1度よりも高かった。
横山さんは生物多様性の観点から「千種川の豊かさは年々悪化が進む傾向が見られ、水源の森の状態、周辺の開発状況、下水や農地からの化学物質や排せつ物の排出など総合的な研究が求められる」と指摘する。調査が50年間続いたことに「千種川は流域住民の共有の財産であると再認識し、次世代に引き継いでいかねばならない」と強調した。
A4判32ページ。採集に参加した児童生徒ら36人の感想文も載せた。ひょうご環境体験館(佐用町光都1)や赤穂市立図書館(同市中広)などに置く。

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