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世代を超えて育児について話せるように作成した「家族手帳」
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世代を超えて育児について話せるように作成した「家族手帳」

 「妊娠中は2人分の食事を取る」「離乳食の慣らしとして果汁を与える」-。以前は常識とされた、そんな妊娠時や育児の知識が今は違うことを知ってもらうため、兵庫県市川町が、時代ごとに変化してきた出産や子育てのポイントを解説した「家族手帳」を発行した。

 町保健福祉センター(同町甘地)内の親子すこやかセンターが、生涯学習課やこども教育課など五つの課の職員と協力して作成した。親だけでなく、祖父母の世代にも読んでもらうことで世代間の認識のギャップを埋め、地域全体で子育てを応援する環境づくりを目指す。

 妊娠中や乳児、幼児など時期ごとに分け、A4サイズの22ページにまとめた。誰もが子育てに参加できるように、周囲ができるサポートや子との関わり方、おすすめの遊びや絵本を紹介する。また、地域の高齢者ら向けに、見守りや読み聞かせのボランティア活動も案内している。

 さらに育児中にしてほしかった気遣いなど、互いに直接は言いづらい、親と祖父母それぞれの思いも掲載。同センターの羽室佐由美所長(55)は「手帳を、話し合うきっかけづくりに役立ててほしい」としている。

 手帳は同センターで配布するほか、親に母子手帳を交付する際、祖父母の分も渡す。同センターTEL0790・26・1999

(喜田美咲)

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