兵庫県相生市のＪＲ相生駅南側の観光案内所「あいおい情報ラウンジ」内に、「ちょい呑みバル」がオープンした。電車やバスの待ち時間に立ち寄ってもらおうと、相生商工会議所青年部が第１、３金曜日の夜にのみ開店。相生特産カキなどを使った簡単なつまみを提供する。

　相生駅には新幹線が停車し、播磨科学公園都市へのバスも発着するが、近くに短時間で飲める酒場が少なく、青年部がコロナ禍前から企画を温めていた。同部メンバーで、同市旭２で居酒屋を営む舊林（ふるばやし）愉美子さん（４２）が店主となり、１杯３００円という低価格でビールや焼酎、ハイボールを販売する。

　つまみも舊林さんが事前に調理し、全品３００円で提供する。相生産カキの南蛮漬け、煮込み大根のゆずみそあえ、ピリ辛に味付けしたかんぴょうの炊きものなど、地元食材を使ったメニューが楽しめる。

　案内所はテーブル１２席、カウンター７席。１日３０人の集客を目標としており、売り上げによって継続していくか判断するという。青年部の松山昌徳会長は「駅前のにぎわいづくりにつなげたい」と話した。営業は午後７時半～１０時半。相生商議所青年部ＴＥＬ０７９１・２２・１２３４

（地道優樹）