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大石内蔵助の切腹場面と辞世の句の展示=赤穂市加里屋(マエカワマサミさん提供)
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大石内蔵助の切腹場面と辞世の句の展示=赤穂市加里屋(マエカワマサミさん提供)

 忠臣蔵の古里、兵庫県赤穂市の中心部にある「いきつぎ広場」(同市加里屋)のトイレ壁面の展示窓に、赤穂義士に見立てた黒猫の人形が飾られている。討ち入り後、細川家に預けられた大石内蔵助(くらのすけ)ら6人の切腹場面を表し、辞世の句も掲げた。主君の無念を討ち入りで晴らし、2月4日に切腹して果てた義士をしのぶ。

 赤穂四十七士の黒猫人形「ザ・47・ブラック・キャッツ」のデザイナー、マエカワマサミさんが展示した。

 黒猫は白無地の小袖に水色の裃(かみしも)姿で端座し、介錯(かいしゃく)を待つ姿で新型コロナ対策のマスクを着けた。内蔵助の展示では辞世の句「あら楽し 思ひは晴るる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲なし」を紹介した。

 江戸城で吉良上野介(こうずけのすけ)を斬り付け、即日切腹となった主君、浅野内匠頭(たくみのかみ)の命日は3月14日。マエカワさんは「辞世の句が残る義士を順次、紹介したい」と話す。(坂本 勝)

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