ティラノサウルスをはじめ１４種類の恐竜たちが、赤穂海浜公園（兵庫県赤穂市御崎）に出現した。雑木林の中に潜み、首を振りながらうなり声を上げる恐竜ロボットが見られる有料展示で、多くの親子連れらがそのリアルな姿に歓声を上げている。来年３月末まで。（小谷千穂）

　園内の赤穂広場東側にある、約２５００平方メートルの林で催される「大恐竜パーク」。姫路市のイベント会社と、県園芸・公園協会が共催する。

　約２５０メートルの道を歩いて探検すると、口を開いたり目をまばたきさせたりして動く、２２体の恐竜ロボットに出合える。卵から生まれたばかりのイグアノドンを背後から狙う、肉食恐竜ヴェロキラプトルや、ティラノサウルスの親子とトリケラトプスの親子が向かい合ってほえるといった、太古の生存競争を再現した展示となっている。

　スマートフォンのアプリを使うと、恐竜クイズや図鑑も楽しめる。赤穂市に住む祖父とともに訪れた、小学２年の児童（７）＝札幌市＝は「大きい口と、大きい声にびっくりしたけど楽しかった」と満足げだった。

　入場料６００円（２歳以下は無料）。土日の基本は午前１０時から午後５時まで。時期によって営業日や閉園時間が異なるため、公式サイトで要確認。売店では恐竜グッズも販売している。ＴＥＬ０７９１・４５・０８００