高齢者を狙った特殊詐欺被害を相次いで防いだとして、兵庫県警相生署は、ローソン上郡山野里店(同県上郡町山野里)と同上郡神明寺店(同町神明寺腰前)の茶谷晋輔店長(42)と、店員2人に署長感謝状を贈った。
山野里店では6月17日、岡山県の女性(80)が1万9千円分の電子マネーを購入しようとしたため、茶谷店長が事情を尋ねた。すると女性は「約8億円の当選メールが届き、その手数料として必要」などと話したため、不審に思い同署へ通報した。
同26日には、上郡神明寺店を訪れた男性(75)が電子マネー6万円分を購入しようとしたため、アルバイトの粟田真衣さん(21)と中本乃愛さん(22)が協力して声をかけた。男性が「パソコン画面が動かなくなり、解除するのに購入を指示された」などと話したため、同署に通報した。
茶谷店長は「普段からお客さんが被害に遭わないよう注意している。今後も積極的に声をかけたい」と話していた。
(豊田 修)