震災作文コンクールのちらし
震災作文コンクールのちらし

 もしも、学校にいる時間に地震がきたら、私にできることはあるのだろうか。鳥取や能登など、大地震はいつどこで起こるかわからない。もしもの時にパニックにならないように、日ごろから考えておくことが大切です。

 今、通っている学校は、徒歩と電車で1時間くらいかかります。歩いて家に帰るのはむずかしいきょりです。電車が動かない場合は、学校で待つことになるでしょう。まず、自分の身を守ること。そして、先生の言うことをよく聞くこと。自分自身が落ちついたら、周りの手助けになれるように動きたいです。低学年の子が不安にならないように声をかける、ケガをしている子がいないか気にかける、などです。

 また、電車が動いても、地震のあとは、集団で帰ることも必要だと思います。私の学校では、ふだんは集団登校や集団下校ではありません。私は、地震などの、災害時のために、同じ方面や同じ駅まで帰る人どうしのグループを決めておくといいのではないかと思います。ふだんから同じグループの人と顔を合わせて、何かあったら助け合える仲間がいるとそれだけでもとても安心です。

 私には、妹がいます。私が6年生になった時、妹は1年生です。1年間はいっしょに学校に通えますが、その後はべつべつになります。私が卒業したあとも、妹が安心して学校に通えるような仕組みを作ってあげたいです。

金賞受賞の村上さん「助け合いの輪広げたい」 喜びの声

 4年生の授業で阪神・淡路大震災について学んだ。

 「地震の用意をしていなくて大変な被害になった。いつ起こるか分からないことには、備えておくことが大切だと思った」

 自宅には防災グッズをそろえてある。非常用トイレや非常食、家族それぞれの枕元には懐中電灯のほか、窓ガラスなどが割れた場合に役立つスリッパも。

 「心配性。いつでも用意をしておきたいタイプ」と自らの性格について話す村上さん。「地震が起きたときのために、心の準備をしておいた方がいいけど、実際に起こったら怖いはず」とも思う。

 そんな心細さを解消するため、登下校が一緒になる児童同士、何かあったら助け合える仲間になることを考えた。「普段から顔を合わせて、一緒に帰る機会があるといい」。自身も通学中、年下の児童たちを気にかけ「何か危ないことはないか見守る。声をかけることもある」という。

 いくつもの仲間の輪が広がることを願う。「地震が起きたときに、妹やみんなの不安な気持ちをなくしてあげたいから」

(学年・学校はいずれも応募当時)