JR西日本は28日、利用者が少ないローカル線17路線30区間で、運行や保守に必要な費用に対する収入の割合を示す「収支率」が、2020~22年度の3年平均で10・4%となり、19~21年度平均から0・5ポイント悪化したと公表した。新型コロナウイルス禍による収入減が響いた。兵庫県関連4路線も、6区間のうち5区間で収支率が下がった。
線区ごとの収支率は、県関連では加古川線(西脇市-谷川)の4・5%が最低。100円の収入を得るのに2244円かかった計算だ。山陰線(城崎温泉-浜坂)が9・5%で19~21年度平均から0・3ポイント改善した以外、各区間とも0・3~1・7ポイント悪化した。