兵庫県内41市町が2022年度に受け入れたふるさと納税の寄付総額が、前年度から20億9千万円(7・2%)減り、267億8千万円だったことが県のまとめで分かった。前年度は県内最高だった洲本市が22年5月以降、基準違反で制度から除外されたことが影響した。一方、住民が他の自治体に寄付したことで支払いを控除された住民税の県内総額は、33億8千万円増え、219億6千万円。寄付額と控除額の差し引きで「赤字」となったのは13市町で、国が減収の一部を地方交付税で補塡(ほてん)した後もなお赤字なのは7市町だった。(金 慶順)