神戸大(神戸市灘区)は、来年1月に阪神・淡路大震災発生から30年となるのを前に、藤澤正人学長をトップとする「震災30年事業委員会」を設置した。傘下に4実行委員会を設け、防災研究の発信や震災資料の活用などに力を入れる。
藤澤学長と常勤理事6人の計7人で構成。傘下組織として、震災30年の慰霊・追悼式典を企画する「慰霊・追悼」▽学内図書館の「震災文庫」などに蓄積した震災関係資料や映像を活用し、継承の在り方を考える「歴史資料・記録・映像」▽防災・復興の研究成果を発信する「大震災30年研究」▽被災地支援活動などの発展を目指す「地域連携・ボランティア」-の4実行委を設けた。