原発事故の後、宝塚市に避難した伊藤あかねさん。現在は大学生になった=岡山市北区
原発事故の後、宝塚市に避難した伊藤あかねさん。現在は大学生になった=岡山市北区

 東京電力福島第1原発事故で、福島、宮城県から兵庫県に避難した住民が国と東電に損害賠償を求めた訴訟の判決が21日、神戸地裁で言い渡される。原告団の一人、伊藤あかねさん(19)=岡山市=は事故当時6歳だった。判決を前に、自主避難や提訴などこれまでの苦難を振り返り、「同じ事態を二度と起こさないためにも責任の所在を明らかにしてほしい」と願う。