「神戸マラソン2023」で起伏のあるコースを快走するランナーたち=神戸市垂水区
「神戸マラソン2023」で起伏のあるコースを快走するランナーたち=神戸市垂水区

 12回目を迎える「神戸マラソン2024」(神戸新聞社など共催)が11月17日に開催される。従来のフルマラソン(42.195キロ=定員2万人)に加え、2人一組で同コースを走る「リレーラン」(定員150組300人)を新設。2万人超の健脚自慢が今年もミナト神戸に集う。

 新型コロナウイルス禍で2020年から2年連続延期となった後、22年は3年ぶりに開催。声出し応援が戻った23年大会では約61万人がコース沿道から切れ目のない声援を送った。

 コースは例年通り、神戸市役所前をスタート。明石海峡大橋をくぐって折り返し、神戸・ポートアイランドでフィニッシュする。25年以降の大会からは折り返し地点を明石市の大蔵海岸付近まで西へ延伸し、フィニッシュ地点を神戸ポートタワー周辺のウオーターフロントエリアに変更する予定で、現行コースでは今回が最後の大会になるかもしれない。

 大会テーマは今回も「感謝と友情」。阪神・淡路大震災で寄せられた国内外からの支援に、感謝の気持ちを発信するのが目的だ。今回は一般枠以外に、能登半島地震の被災地居住者が対象の特別枠が設けられた。

 キャッチフレーズは「走りたくなる、景色がある。」。海と山、そして沿道の輝く笑顔が、今年もランナーを後押しする。(大原篤也)

フルマラソン2万人、リレーラン150組300人 12日から受け付け