専用の器具などを使って高齢者の疑似体験をする警察官ら=兵庫県警本部
専用の器具などを使って高齢者の疑似体験をする警察官ら=兵庫県警本部

 警察官が認知症への理解を深める「認知症サポーター養成講座」が、神戸市中央区の兵庫県警本部で開かれた。加齢によって変化した視覚や聴覚などの疑似体験もあり、同本部や各警察署から参加した約120人が認知症の特徴や高齢者が感じる体の不自由さを学んだ。

 認知症高齢者の増加に伴い行方不明となる事案も増えており、保護時の適切な接し方などを学ぼうと県警が2016年に始めた。