兵庫県は日本酒メーカーが酒米を購入する費用の一部を補助する。2025年の酒米価格は前年の1・2~2倍に急上昇。兵庫は日本酒の生産量が全国トップで、補助制度は商品価格の高騰による消費者の「酒離れ」を防ぐ狙いがある。
県議会定例会に提出する2025年度補正予算案に、関連経費として7億9千万円を計上した。県特産「山田錦」の大粒酒米▽「五百万石」などの中小粒酒米▽その他の加工用米-の種類別に、1俵(60キロ)当たり3千~6千円を補助する。この金額は価格上昇分の半分に相当する。メーカーが酒米を共同購入する県酒造協同組合連合会のほか、組合非加入のメーカーも対象とする。
山田錦などの酒米は主食用米に比べて栽培が難しく、収量が少ない。そのため主食用米よりも高値で取引されてきた。ただ24年のコメ不足で主食用米が高騰し、価格が逆転。25年の酒米価格急騰は、農家が食用米の栽培に切り替えないよう、メーカー側が酒米の買い取り価格引き上げに応じたことが要因となった。
県地域産業立地課は「兵庫の地場産業である日本酒の生産・供給体制を支えたい」としている。(西井由比子)






















