兵庫県議会調査特別委員会（百条委員会）の理事会後に取材に応じる奥谷謙一委員長＝３日午後、県庁（撮影・岩崎昂志）
兵庫県議会調査特別委員会（百条委員会）の理事会後に取材に応じる奥谷謙一委員長＝３日午後、県庁（撮影・岩崎昂志）

　兵庫県の元西播磨県民局長が作成した告発文書を巡り、知事を失職した斎藤元彦氏らの疑惑を調べる県議会調査特別委員会（百条委員会）は３日、理事会を開き、２４、２５日に行う証人尋問に、片山安孝元副知事＝７月末に辞職＝ら斎藤氏の側近だった４人に出頭を求める方針を固めた。関係者への取材で分かった。斎藤氏が３１日告示の知事選に立候補を表明していることから、選挙戦に影響しないよう両日とも全て非公開の秘密会で行う。

■優勝パレードの補助金疑惑など調査

　県議会は６月に百条委を設置。８、９月は文書に記載された斎藤氏のパワハラや贈答品受領の疑惑、文書を公益通報として扱わず元県民局長を処分した県の対応について調べるため、証人尋問を行った。