阪神・淡路大震災で、あなたが後世に伝えたい「記憶」は何ですか? 経験者だけでなく、震災後に生まれた世代も当時の話に耳を傾け、追体験してきた。烈震のごう音や崩れた街の景色、こびりつくにおい。やりきれない困難の一方、人とつながり、支え合った。発生から30年となった17日、兵庫県内の追悼の場でそれぞれに振り返ってもらった。
■焼けた街のにおい
震災時は5歳。「ゴジラが来た」。神戸市中央区の会社員、肥田友紀乃さん(35)は大地が揺れた恐怖をそう表現する。自宅は大火に見舞われた神戸市須磨区の鷹取地区にあった。踏みつぶされたように焼けた町のにおいは消えない。「本当に起きたこと。また起きてもおかしくない」と語る。























