兵庫県は10日、総額4兆5150億円の2025年度当初予算案を発表した。昨年11月の知事選で再選された斎藤元彦知事による2期目で最初の予算案で、1期目に続いて若者の支援を最重点に据える。4月に開幕する大阪・関西万博では兵庫県のブースを出展するほか、県全域をパビリオンと見立てる体験型観光事業「ひょうごフィールドパビリオン」を本格的に展開させ、兵庫の魅力を発信する。
斎藤知事は予算編成の狙いを「阪神・淡路大震災から30年、大阪・関西万博の開催、神戸空港の国際化など、時代の大きな転換点を迎えている。今こそ創造的復興の経験と教訓を生かしたい」と説明。夢と活力があふれる兵庫の実現を目指すとし、「新たな躍動づくり予算」とアピールした。