神戸モデル標準服の採寸をする児童。供給不足で、入手困難な状況になっている=神戸市中央区磯上通4、カンコーショップ神戸(撮影・鈴木雅之)
神戸モデル標準服の採寸をする児童。供給不足で、入手困難な状況になっている=神戸市中央区磯上通4、カンコーショップ神戸(撮影・鈴木雅之)

 神戸市立中で4月から本格導入される統一デザインの制服「神戸モデル標準服」を巡り、新入生の保護者から「売り切れの店が続出している」との声が神戸新聞に寄せられた。市内全82校のうち、33校は全新入生が神戸モデルを着用し、残る49校も「学校指定」か「神戸モデル」かを選択できる。市教育委員会は「男女とも想定を超える人気」といい、購入可能な店舗を急きょ調査して保護者に通知するなど対応に追われている。(久保田麻依子)

 神戸市中央区の女性会社員(46)は1月中旬、ママ友から「予約できる店がほとんどない」と聞かされ慌てた。紹介された店に電話すると「今すぐ来てください」との返答。仕事を早めに切り上げ、長女(12)と合流して採寸に向かった。この店も予約を終了する直前だったという。