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 保護者が生徒に飲酒を勧めるのを制止しなかったり、生徒と深夜にカラオケを繰り返したりしたとして、兵庫県教育委員会は26日、西播磨地区の県立高校の女性教諭(27)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。

 県教委によると、女性教諭は2023年12月24日夜、顧問を務める運動部の保護者らに招かれ、生徒宅でのクリスマスパーティーに参加。保護者が計7人の生徒に飲酒を勧めるのを止めなかった。

 また、24年8~11月、部活動の練習後に複数の部員と計5回、カラオケ店や飲食店に行っていた。午後9時から翌日午前4時までカラオケをしていたこともあった。他の保護者が学校に相談して発覚したという。

 また、24年5月、明石市内で単車を運転中、転倒したはずみで工事作業員2人にぶつかり重軽傷を負わせたとして、同市立中学校の男性教諭(60)を戒告処分とした。(鈴木雅之)