児童に不適切な内容の手紙を渡したとして、神戸市教育委員会は28日、北区の市立小学校の50代男性教員を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。
市教委によると男性教員は修学旅行中に6年の女子児童との会話から「好意を寄せられている」と感じ、2024年12月23日に「思い出の品を渡したい」という内容の手書きの手紙を渡した。児童は返事をしなかったが、25年1月9日にも「大好きだよ。感性豊かですてきだよ」と記した手紙を渡したという。
児童が別の教員に相談して発覚。男性教員は市教委の聞き取りに「児童の心を傷つけ、取り返しのつかないことをした」と謝罪したという。
また神戸市民病院機構も28日、市立医療センター中央市民病院の40代女性医師をけん責の懲戒処分とした。医師は24年12月3日、患者の名前や診断結果など20人分の個人情報が記された資料を上司の許可を得ずに持ち出し、紛失したという。(井沢泰斗)