東京電力は25日、福島第1原発3号機の原子炉格納容器内部調査に使う超小型ドローンを容器内に挿入できない問題で、挿入経路の貫通部と外部をつなぐ配管の継ぎ目の段差が妨げになっていることが分かったと発表した。調査は今月行う予定だったが、問題解決のため現場を模擬した実験をする必要があり、新たな調査日程は未定という。
調査は2037年度以降を目指すデブリの本格取り出しに向けた情報収集が目的。ドローンは縦13センチ、横12センチ、高さ4センチ。直径約14センチの貫通部を通して、発着台や無線中継器ごと専用装置で押し込む計画だった。装置にカメラを増設して調べ、段差が写った。
























