百条委員会の奥谷謙一委員長(手前右)と調査報告書を受け取った浜田知昭議長(同左)=4日午後、神戸市中央区、兵庫県庁
百条委員会の奥谷謙一委員長(手前右)と調査報告書を受け取った浜田知昭議長(同左)=4日午後、神戸市中央区、兵庫県庁

 兵庫県議会調査特別委員会(百条委員会)は4日、斎藤元彦知事らに対する元西播磨県民局長の告発文書問題について、文書で指摘された七つの疑惑と公益通報者保護に関する調査報告書を公表した。

 要旨は次の通り。

 【五百旗頭(いおきべ)真・ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長ご逝去に至る経緯について】

 知事の了解を取った副知事の片山安孝氏が、同機構の副理事長解任を通告したことなど、告発文書には一定の事実が記載されていると考えられる。解任の話が、五百旗頭理事長の命を縮めたとは言い難い。ただ、解任の話で立腹され、眠れなかったとおっしゃっていたとの証言から、大きな心理的ストレスを与えたことは推察できる。外部有識者に対し、今回のような通告は大変失礼な行動であることは自明である。公社や外郭団体の再編、人員削減においては、公平公正に判断し、関係者に十分な理解を得る努力を怠ることのないように求める。

 【2021年の知事選挙における県職員の事前選挙活動などについて】

 文書の記載内容や違法行為を裏付ける証言などは確認できなかった。