神戸市北区の特定抗争指定暴力団神戸山口組の組長宅で１月に起きた火災で、神戸地検は２４日、建造物等以外放火と住居侵入の罪で、浜松市の無職の男（７５）を起訴した。組員らが住む別棟に火を付けたとする現住建造物等放火容疑については、同日付で不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。
起訴状によると、１月１９日午後６時２０分～同３５分ごろ、神戸市北区鈴蘭台東町９の組長宅敷地内に侵入し、地面にガソリンをまいてライターで火をつけ、駐車中の車２台を燃やしたとされる。地検は男の認否を明らかにしていない。
また、地検はこの日、回転弾倉式の拳銃１丁を所持したとして２月に起訴した銃刀法違反（所持）の罪について、同拳銃を適合する銃弾２発とともに所持したなどとして、同法違反（加重所持、実包所持）の罪などへの訴因変更を神戸地裁に請求した。
