31日付で離任する兵庫県警の村井紀之本部長(57)が28日、県警本部で会見した。県政の混乱を巡って相次いだ告訴や告発は、後任に引き継ぐことになるが「必要な捜査を粛々と進め、やり遂げるという方針は揺るがない」と述べた。
村井氏は2023年春、地元出身者で初めて兵庫県警トップに就任した。昨秋の知事選後に県議を辞職し、亡くなった竹内英明氏が「捜査対象になっている」との趣旨の発信が交流サイト(SNS)で拡散された際は、県議会の常任委員会で「明白な虚偽」と否定。誹謗中傷をやめるよう県警のアカウントで呼びかけ、異例の対応が注目された。
























