国会議事堂(資料写真)=東京都千代田区永田町1
国会議事堂(資料写真)=東京都千代田区永田町1

 共産党兵庫県委員会は3日、今夏の参院選兵庫選挙区(改選数3)に、元兵庫県議で党県常任委員の金田峰生氏(59)を公認候補として擁立すると発表した。

 金田氏は加古川市出身で日本福祉大を卒業後、県保険医協会を経て1999年から県議を1期務めた。2013、16年、19年の参院選兵庫選挙区や21年の県知事選などに立候補したが、いずれも落選した。

 金田氏は3日に記者会見し、「暮らしを支えるための賃上げ、減税や医療介護、教育の負担軽減を実現させたい」と強調。企業・団体献金の全面禁止と政党助成金制度の廃止を掲げ、「金で政治が動くというゆがみを正す」と語った。

 参院選兵庫選挙区は自民党現職の加田裕之氏(54)と公明党現職の高橋光男氏(48)が改選を迎え、参政党新人の藤原誠也氏(36)のほか、前明石市長の泉房穂氏(61)が無所属での立候補を表明。昨年11月の兵庫県知事選で落選した前参院議員の清水貴之氏(50)も、日本維新の会から立候補する方向で調整している。(井上太郎)