急に降り出した雨。急いで横断歩道を渡る姿も=15日午後、神戸市中央区東川崎町1(撮影・笠原次郎)
急に降り出した雨。急いで横断歩道を渡る姿も=15日午後、神戸市中央区東川崎町1(撮影・笠原次郎)

 15日午後、神戸市中央区内では天気が急変し、猛烈な風とともにあられのような細かい氷の粒が降る荒天となった。

 神戸市内は前日夜から不安定な天気が続き、時折、風雨が強まった。15日の最大瞬間風速は午前8時半ごろに18・1メートルを観測。午後3時までの最高気温は14・1度と平年を4度ほど下回った。

 交流サイト(SNS)上では兵庫県三木市や稲美町の公園などで、あられのような氷の粒が降ったとの投稿が複数見られた。神戸地方気象台の担当者は「詳しい観測はしていないが、上空の強い寒気により大気の状態が不安定になった影響とみられる」と話した。

 昨年4月16日夜には、兵庫県の播磨地域を中心にひょうやあられが降り、民家のカーポートが壊れるなどの被害が相次いだ。