任期満了に伴う兵庫県宍粟市長選は27日投開票され、現職の福元晶三氏(71)=無所属=が、元同市議の新人大畑利明氏(72)=同、元自動車整備業の新人赤硲康之氏(46)=諸派=を破り、4選を果たした。投票率は70・25%で、選挙戦となった2017年を3・65ポイント下回った。
公立宍粟総合病院の新築移転計画の是非や人口減対策などが争点となった。
福元氏は「安心して医療を受けられる体制をつくる」と病院計画の推進を主張。3期12年市政を担った実績を強調し支持を集めた。
大畑氏は同計画の見直しや市政の刷新を訴えたが、勝利に届かなかった。赤硲氏は知名度不足も響き、支持に広がりを欠いた。
21人が立候補した同市議選(定数16)も同日、投開票され、新たな顔触れが決まった。(西竹唯太朗)
























