華麗な演技をする出場者=神戸市中央区楠町4、神戸文化ホール
華麗な演技をする出場者=神戸市中央区楠町4、神戸文化ホール

 国内三大バレエコンクールの一つ「第38回こうべ全国洋舞コンクール」(神戸新聞社など共催)が3日、神戸市中央区楠町4の神戸文化ホールで始まった。小学生から成人まで計630人が全国から集まり、指先にも心を配った華麗な身のこなしで舞台を跳ねた。

 1988年から毎年ゴールデンウイークに開かれる。海外の名門バレエ団で活躍する一流ダンサーを多数輩出しており、若手舞踊家の登竜門となっている。

 今年は、クラシックバレエとモダンダンスの2部門あり、5日まで表現力や舞踊技術を競う。初日は、クラシックバレエ部門の女性ジュニア1~3部(10~17歳)と男性ジュニア2部(10~13歳)の予選、今年新設した初心者向けの「バレエシューズの部」が審査された。

 出場者らは、「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」などの楽曲に合わせ、繊細な体の動きや表情でそれぞれの世界観を表現していた。

 女性ジュニア2部で踊った中学3年生(14)=尼崎市=は「妖精が舞うように、ふわりと力が抜けた演技を意識した。緊張したけど、楽しく踊れた」と話していた。(千葉翔大)

■3日の結果は こちら