売春場所を提供する事業をすると知りながら、ソープランドの経営者に土地と建物を貸したとして、兵庫県警組織犯罪対策課と兵庫署などは26日、売春防止法違反(資金提供)の疑いで、神戸市北区の会社員の男(52)を逮捕した。同課によると、男は神戸・福原地区にある建物を所有する会社の実質的経営者という。
逮捕容疑は2023年7月1日ごろ、神戸市兵庫区西多聞通2のソープランド「アマテラス2nd」を経営する会社役員の男(57)に対し、売春場所の提供を事業としてすることを知りながら有償で土地と建物を提供した疑い。同課の調べに「全く身に覚えがない」と容疑を否認している。
同課によると、この店の運営会社から建物の所有会社に、賃貸料として月約200万円が支払われていた。この店の経営権は会社員の男から会社役員の男らに移っていたといい、同課は会社員の男が店の経営者を探す中で、会社役員の男と知り合ったとみている。
同課は関係者の供述などを踏まえ、会社員の男は、店側が売春場所として提供する事業をすると認識していたとみて、裏付けを進めるという。
























