画像を認識、識別する人工知能(AI)カメラを使い、神戸市内の企業2社が地域の安全・安心を高めるシステムの実用化を目指している。それぞれ通行人に車の接近を知らせたり、繁華街での客引き行為に対し音声で注意したりする。両社とも自治体と共同で実証実験に取り組み、早期の商品化を狙う。(田中宏樹)
■住宅街■ 生活道路にカメラ、車両の接近警告
同市兵庫区の「センサーズ・アンド・ワークス」は、乗用車やバイクの形を学習させたAIカメラを活用。車両を検知すると専用の信号を発し、数十メートル離れた看板のセンサーが反応して「!」マークが10秒ほど点滅する。