兵庫県警姫路署=姫路市市之郷
兵庫県警姫路署=姫路市市之郷

 30日、兵庫県姫路市の女性会社員(62)が「詐欺被害に遭った」と県警姫路署に届け出た。女性は約4200万円相当の暗号資産(仮想通貨)をだまし取られるなどしたとみられ、同署は特殊詐欺事件とみて調べている。

 同署によると、7月21日、女性は交流サイト(SNS)のアプリで、投資に関する広告を見てグループに登録。相手から「お金を預けていれば、AI(人工知能)が自動的に取引をして数倍の利益を出してくれる」「トレード画面を開いたことで会社に損害が出た」などとうその電話があり、指示されるまま暗号資産を購入し、同日~9月25日の間、指定されたアドレス(口座)に約20回にわたり約4200万円相当の暗号資産を送金するなどした。

 女性が投資を続けるために生命保険を解約しようとした際、担当者から「詐欺ではないか」と告げられ、被害に気付いたという。