任期満了に伴う兵庫県上郡町長選が29日、投開票され、無所属現職の梅田修作氏(56)が、前副町長で無所属新人の樫村孝一氏(66)、元衆院議員秘書で無所属新人の琴川邦寛氏(70)を破り、再選を果たした。投票率は68・27%で、県知事選と同時実施だった前回を2・85ポイント下回った。
喫緊の課題となっている少子化と人口流出への対応が主な争点となった。
梅田氏は子育て支援や有機農業推進など1期目の実績を強調し、支持を集めた。樫村氏は開発団地の活性化などを訴え、琴川氏は高齢者施策の充実などを主張したが、及ばなかった。
定数10に対し11人が立候補した同町議選も同日投開票された。(佐藤健介)
【リンク】上郡町長選の開票と出口調査の結果