人口減少によって「消滅可能性がある」とされた中・西播磨地域の5市町で、転出者が転入者を上回る「転出超過」が最も多い相手先の自治体は、いずれも姫路市であることが分かった。一方で、周辺部から人口が流入する姫路市も全体としては転出超過となっており、中・西播磨地域から主に都市部への人口流出が止まらない状況も浮き彫りとなった。(長尾亮太)
■神戸、明石、尼崎への流出も多く
2020年からの30年間で、20~39歳の女性人口が半分以下に減ると民間組織が推計した中・西播磨地域の「消滅可能性自治体」は、佐用町と上郡町、市川町、宍粟市、神河町。