れいわ新選組の山本太郎代表が9日、神戸市中央区のサンキタ広場で街頭演説した。国民の生活が苦しく、中小零細企業などの倒産件数が過去最高になったことに触れ「今必要なことは大胆な経済対策。この国に生きる全ての人々の生活を底上げし、物作りの力を取り戻していきたい」と訴えた。
山本氏が参院選公示後に兵庫県内で演説するのは初めて。冒頭に「30年、国は衰退を続け、多くの人が所得を落としてしまっている」とし、「ただちに社会保険料の減免や物価高が収まるまでの給付金が必要」と力説した。
その上で「使えるお金を増やすことで消費が回り回って誰かの賃金に変わっていく。その循環を大きくするしかない」と強調。消費税廃止への取り組みを景気回復の第一歩と位置付け、声を張り上げた。