漁礁になった神戸市電の車両の一部=9月撮影(宮道成彦さん提供)
漁礁になった神戸市電の車両の一部=9月撮影(宮道成彦さん提供)

 神戸・須磨沖に沈められ、漁礁となった神戸市電の車両を撮影する水中写真家で元市文化スポーツ局長の宮道成彦さん(60)が9月、新たな動画収録に成功し、ケーブルテレビの番組やユーチューブチャンネルで紹介された。明治から昭和まで約60年間にわたって市民の足を支えた車両は今、魚たちの生息環境を守っている。街を走っていた頃を知る人々や鉄道ファンらの人気を集めている。(津谷治英)