境界線を示すタペストリーを持つ実行委員会のメンバー=神戸市中央区三宮町1
境界線を示すタペストリーを持つ実行委員会のメンバー=神戸市中央区三宮町1

 神戸の中心的な繁華街である「三宮」と「元町」の境界線を決めた「三宮VS元町 神戸大綱引き大会」で元町チームが勝利し京町筋から西が元町となったことを受け、主催した実行委員会は24日、境界を示すタペストリーを京町筋に設置した。

 タペストリーは縦60センチ、横40センチ。神戸市中央区の京町筋と三宮中央通りが交わる交差点の歩道にある2カ所の街灯に設置した。「ここから元町」「ここから三宮」と書かれた2枚を貼り合わせ、東西どちらの方向から歩いてきても目に入るようになっている。

 実行委代表で「ヤノ運動用品」社長の矢野克幸さん(47)は「ぜひタペストリーを探しに来て、見つけたら写真を撮って。皆に境界線の話で笑ってもらえたら」と話した。

 綱引き大会は今月4日に開催。三宮中央通りで熱戦を繰り広げ、沿道を埋めた観衆が見守る中、元町が4-1で力を見せつけた。

 この日は元町チームのキャプテンで大丸神戸店の松原亜希子店長(59)へトロフィーも手渡された。(中村有沙)

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