フェニックス共済の見直しを議論した有識者会議=7日午後、神戸市中央区中山手通5
フェニックス共済の見直しを議論した有識者会議=7日午後、神戸市中央区中山手通5

 阪神・淡路大震災を機に兵庫県が独自に創設した住宅再建共済制度(フェニックス共済)の見直しを検討する有識者会議(座長=永野康行・兵庫県立大大学院教授)は10日、大規模災害時の県の財政リスクを回避するため、給付金について「支払限度額を設けるのが適当」とする最終報告書をまとめた。県はこれを踏まえて12月の県議会定例会に改正条例案を提出し、2026年度の施行を目指す。