秘密データを適切に取り扱わなかったとして、陸上自衛隊姫路駐屯地(兵庫県姫路市峰南町)は17日、中部方面特科連隊に所属する3等陸佐と2曹陸曹(43)を同日付で戒告の懲戒処分にしたと発表した。
同駐屯地によると、5月19日、3等陸佐が自身の管理する官品パソコンに保存していた秘密データを、取り扱いが許可されていない別の官品パソコンに送信した。2等陸曹はデータの保全業務に携わっていながら助言を怠ったという。
2人は同駐屯地の調べに「秘密に該当するという認識がなかった」などと説明。電子データを管理する監査部署が送信に気付き、発覚した。
同駐屯地は3等陸佐の年齢や性別について「個人が特定される可能性がある」などとして明らかにしていない。秘密データについても「安全管理のため」として内容や容量などは非公表とした。外部への流出は確認されていないという。
























