後輩隊員の自衛官身分証明書を許可なく持ち出して破棄したとして、陸上自衛隊千僧駐屯地(兵庫県伊丹市広畑1)は8日、第3後方支援連隊の陸士長(27)を停職1日の懲戒処分とした。
同駐屯地によると、陸士長は2022年10月2日、駐屯地内の居室から同居する後輩の同証明書を持ち出し、翌3日に同じ建物の共用トイレのごみ箱に捨てたという。同駐屯地の調べに「部屋の中に放置されていたので、指導の一環で持ち出して捨てた」と話しているという。同日、ごみ箱に廃棄されているのを別の隊員が発見し、発覚した。
同証明書は常に携帯しなければならず、就寝中などは鍵のかかる場所で保管しなければならないという。
(土井秀人)