兵庫県内は4日、冬型の気圧配置の影響で寒気が流れ込み、北部では市街地でも雪が積もった。気象庁が設ける県内20の観測地点のうち、同日午前に神戸や姫路、和田山など15地点で今季最低気温を記録。7地点では0度を下回り、生野で氷点下1・7度、三田で同1・4度などと冷え込んだ。
同日の積雪は午後3時までに、兎和野高原(香美町)で最大15センチ、豊岡で同3センチを観測。標高約270メートルの山間部にある香美町村岡区熊波では10~15センチ積もり、約30世帯の家屋の屋根は白くなった。伊井義行区長(72)は「冬支度は済ませていたが、朝起きたら外が真っ白で驚いた。初雪でどっさり降るのは珍しい」と話した。
神戸地方気象台によると、寒気のピークは過ぎたものの、5日も冷え込みは続く見込み。標高の高い山間部では雪が降る可能性もあるという。(長谷部崇、岩崎昂志)

























