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 高校の部活動費を水増し請求したとして、兵庫県教育委員会は23日、八鹿高の男性教諭(57)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。ほかにも、理科の実験中に事故を起こすなどして計3人を処分した。

 県教委によると、男性教諭は女子ソフトボール部の顧問として、2019年度から会計を担当。24年4月に取引のある業者に対し、バット2本分(8万7450円)の架空の請求書と領収書の作成を依頼し、同額を立て替え分として受け取った。22~23年度にも、備品費として実際より計3万2180円水増しした領収書を同じ業者に発行させ、同額を受け取った。今年3月に事案が発覚し「年10万円ほど自費で払っており、(水増し分で)穴埋めした」と説明したという。

 姫路市立中の常勤講師の男性(50代)は9月、理科の実験を不適切な手順で行い、生徒5人が額やのどを負傷したとして戒告とした。また、複数の女子部員にセクハラ行為をしたとして、播磨西地区の男性教諭(61)を減給10分の1(6カ月)▽通勤中に交通事故を起こし、相手方に重傷を負わせたとして加古川市立小の女性教諭(43)を戒告とした。(久保田麻依子)