未集計の投票用紙が見つかり、謝罪する丹波篠山市選挙管理委員会の岡彰委員長(右)と辻義之事務局長=丹波篠山市
未集計の投票用紙が見つかり、謝罪する丹波篠山市選挙管理委員会の岡彰委員長(右)と辻義之事務局長=丹波篠山市

 丹波篠山市選挙管理委員会は30日、昨年7月の参院選比例代表で投票済みの投票用紙8枚が集計されない状態で見つかったと発表した。開票作業で使うトレーに残されていたといい、選挙結果は確定したことから今になって投票総数には算入できないとしている。

 市選管によると、開票作業終盤の昨年7月21日午前0時半ごろ、投票者総数と投票総数が一致しないことが判明。再集計して読み取り分類機や投票箱などを確認したが投票済みの投票用紙は見当たらず、有権者が用紙を受け取りながら、投票しなかった「持ち帰り票」として8票を処理した。

 8枚の投票用紙は、職員らが政党名や候補者名を分類するために使うトレーを上下に重ねた間に挟まっていた。当時作業した職員が、用紙の残るトレーに別のトレーを積み、確認しないまま片付けたとみられる。

 今年1月29日午前、職員たちが衆院選の開票に使う道具を整理中に発見した。

 市選管は会見で、今後は片付け前の確認を複数人で行うといった再発防止策を説明。岡彰委員長は「選挙事務の信頼を損なう事態を招き、心より深くおわび申し上げる」と陳謝した。(伊藤颯真)