神戸新聞NEXT
神戸新聞NEXT

 兵庫県姫路市のマンションで住人の会社員の男性(33)が刺殺された事件で、殺人容疑で自称解体業の小出慶二容疑者(49)=住所不詳=が逮捕されてから、30日で1週間が過ぎた。兵庫県警姫路署捜査本部は現場の状況や付近の防犯カメラ映像から、通り魔的な事件ではなく、計画的に襲ったとみて捜査。2人の接点や動機につながるトラブルがなかったか調べている。

 男性は20日朝、マンションの地下駐車場で襲われた。傷口は腰の1カ所だけで、もみ合いや抵抗の痕はなかった。捜査本部は、男性がエレベーターを降りて車に近づき、乗車しようとした際に背後から刺されたとみている。3日後、石川県内で逮捕された小出容疑者は「後ろから刺した」と認めているという。

 捜査本部は防犯カメラ映像の捜査により、事件当日の朝に帽子をかぶった男が現場付近をマンション方向へ向けて歩く姿を確認した。男は小出容疑者と特徴が似ていたという。

 男は事件後、マンション南側の幹線道路を通らずに、フェンスのある裏手から北側の住宅街に出た後、付近に止めていたレンタカーに乗って高速道路で神戸方面に向かっていた。レンタカーの契約者は小出容疑者だった。

 捜査本部は小出容疑者が周辺を下見した上で、男性を待ち伏せして襲撃し、人目につかない道を選んで逃げたとみている。

 関係者によると、男性は姫路市出身。中学時代を知る男性は「やんちゃなタイプで友人が多く、仲間内では親分肌だった」と話した。